19 July 2013

マンゴー Mango

マンゴー(檬果、芒果)は、ウルシ科マンゴー属の果樹、また、その果実。原産はインドからインドシナ半島周辺と推定されています。インドとフィリピンの国の果実。インドでは4000年以上前から栽培されていて、仏教の経典にもその名が見られます。インド・メキシコ・フィリピン・タイ・オーストラリア・台湾が主な生産国で、現在では500種以上の品種が栽培されています。

マンゴーの木は常緑高木で、樹高は40メートル以上に達する世界で最大の果物の木です。開花と結実時期は地域により差があります。果実は系統によって長さ3~25センチ、幅1.5~15センチと大きさに開きがあります。果皮は緑色から黄色、桃紅色などと変異に富むが、果肉は黄色から橙紅色で多汁。果皮は強靱でやや厚く、熟すと容易に剥けます。未熟果は酸味が強いが、完熟すると濃厚な甘みを持ちます。

熟した実を生のまま食べるのが一般的ですが、プリン・ジュース・ドライフルーツなどにも加工されます。マンゴープリンはマレーシアで人気があります。また、未熟果を塩漬け・甘酢漬けにしたり、ロジャRojak というサラダ料理に入れたりします。栄養面では、特にビタミンAやβ-カロテンが多いようです。

マンゴーはマンゴールという接触性皮膚炎(かぶれ)の原因となる物質が含まれているので、高確率でかぶれを引き起こすため注意が必要。痒みを伴う湿疹などのかぶれ症状は食べてから数日経って発症・悪化する場合があるとのこと。数年前、このことを知らずに素手で果実に触り、その後、手を洗わなかったので身体のあちこちがかぶれ、半月~1ヶ月近く湿疹で痒かった記憶があります。記事書いてたら、目の周囲や腕や脚がちょっと痒くなってきた感じ。果実の写真を撮るのに素手で触ったからかな~、手も洗わなかったしw