マレーシアの運転免許証の更新は容易にできます。郵便局の窓口に行き口頭で更新してくださいと言って免許証を渡せば終わりです。数分で更新免許証が出来上がります。更新費用(有効期限:5年)はRM152(約4,100円)です。マレーシアの物価と比較すると高い気がします。
適性検査も講習も有りません。動く凶器を扱う運転者の免許更新がこんなに簡単に出来てしまって良いのかと思いながらも、マレーシアのこの簡易さが気に入っています。
更新免許証は初回作成時の免許証に一枚追加することで更新します。有効期限は3年と5年が有り自由に選べます。左の画像はジョホール・バルの会社勤務時代に作った免許証。右の画像はイポーで更新した免許証(5年)。車を運転する時はこの2枚を携帯します。
マレーシアでは2009年1月1日に陸路交通法が改正され、後部座席でもシートベルトの着用が義務付けられました。
交通警察は3年の執行猶予期間をおいたあと、2012年1月1日から違反者の取り締まりを開始しました。違反者に対する罰金額はRM300です。
マレーシアの人々は車を高速で運転します。一般道でも時速80km程度は当たり前です。田舎の道路には所々大きな穴が開いていたり、夜は街灯が少なく非常に暗いです。車に轢かれた大トカゲが道の真ん中に転がっていたりもします。
また、運転免許証更新は適性検査も講習も有りません。免許証は裏で買えという噂もあり、交通法規を知らないで運転をしている人もいるようです。全体的に方向指示器を出さない車が多いです。
車検制度もないので整備不良の車も多く、故障して道端に止まっている車を見掛けることもあります。いくつかの道路は構造上の不備が有るとも指摘されています。
運転者の前方不注意、無謀な運転が問題ですが、建設工事用の砂山が道路にはみ出しているのも問題です。砂山には何の表示も無かったと思われます。早朝の薄明るい状況では砂山の確認は難しかったかもしれません。
11 June 2013
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