海外で生活するのにはその国のビザを取得しなければなりません。マレーシアの場合は観光目的で3ヶ月以内の滞在であればビザは不要です。また、隣国(シンガポールとかタイ、インドネシア)に一度出国して再入国しなおせば、更に3ヶ月滞在可能です。ただし、マレーシアに滞在出来るのは1年に6ヶ月以内という規定がありますので、同様の方法で更に滞在を延長することは出来ません。
過去に、マレーシア6ヶ月滞在後に出国、再入国しようと試みましたが、シンガポールへの出国時にマレーシアのジョホールバルのイミグレーションで呼び止められました。イミグレーションの事務所へ連れて行かれ事情聴取されましたが、結局、シンガポールへいったん出国後マレーシアへ再入国し、速やかに社会訪問ビザを取得するという条件で滞在が許可されました。
社会訪問ビザ(Social Visit Pass)は基本的には6ヶ月更新ですが、申請時に1年で申請すれば条件次第では認めてもらえるようです。私の場合は、初めの5年間は半年毎に更新、その後1年更新、現在は2年更新で許可されています。更新に掛かる費用は、申請書類代書費RM90とビザ更新費用RM180(2年)、トータルRM270です。このビザの取得条件は、マレーシア国籍で月給RM2,000以上の収入が有る人に自分の保証人になってもらう必要があります。
尚、マレーシアには「マレーシア・マイ・セカンドホーム・プログラム」という保証人不要のビザ(10年)もありますので、御関心のある方は「MM2H」で検索してみて下さい。
イポーのイミグレーション
ビザ発行部門
11 June 2013
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