リトルインディア Little India は、ペラ州イポー旧市街のイポー鉄道駅とキンタ川に挟まれた一角にあるインド人街です。「LITTLE INDIA」のゲートが象徴的です。
このリトルインディア一帯は、ディーパバリDeepavali の日に華やかにライトアップされます。ディーパバリは世界中のヒンズー教徒が祝福する最も重要な祭事、悪事に勝った勝利の光の祭りです。「光の祭典」と呼ばれていて、ヒンドゥー暦の7月に祝います。お祈りをする人々がお寺や神殿で洗礼の儀式と感謝をします。
また、タイプサム Thaipusam の日にはたくさんのヒンドゥー教徒や見物人で賑わいます。タイプサムは願いを叶えてくれた神を訪ね、お礼をする行事です。信者は舌や頬、胸、背中、肩など体中に串を刺し、カバティと呼ばれる神輿を体に乗せて練り歩きます。「体を痛めつけることで神に忠誠を誓う」目的のようです。このような過激なお祭りの為、本国インドでは禁止されていて世界でもマレーシア、タイ、シンガポールだけでしか催されていないお祭りのようです。ヒンドゥー暦で「タイ」と呼ばれる月の10番目の日にあたる満月の日に行なわれます。
以下は、ディーパバリの日中の様子です。
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