南天洞 Nam Thean Tong は、ペラ州イポー市の Gunung Rapat に位置し、三寶洞(サン・ポ・トン)と霊仙岩(リン・セン・トン)に挟まれた場所にあります。
南天洞は、中国人僧侶 Kuong San Teik により1867年に発見された石灰岩の中国の洞窟寺院です。外門を通過すると左側に種々の植物が植えられた庭園が有ります。その美しい景観は、長さ約7フィートの4匹の南米産の淡水魚を飼う水族館を併設しています。寺院の内部には、イポー市を部分的に鳥になったような視界を持つことが可能な頂上に近づく138段の階段があります。(10年以上前に行った時には、4匹の南米産の淡水魚が、大きな背中に人々が投げ込んだお賽銭を何個も乗せながら悠然と泳いでいましたが、今はいません。)
NAM THEAN TONG
Nam Thean Tong is a limestone Chinese Cave Temple discovered in 1867 by a Chinese Priest, Kuong San Teik. The landscaped compound has an aquarium pool with four South American fresh water fish measuring about seven feet in length. Inside the temple there is a staircase of 138 steps to take you near the top where you will be able to have a bird's eye-view of partial Ipoh City.
霊仙岩から見た南天洞の庭園
ショウジョウヤシ
ブーゲンビリア
ケイトウ(鶏頭)
ヘリコニア
アリアケカズラ
庭園の様子
水族館には橋や遊歩道が設けられていて、池を泳ぐ魚を見て回れます。
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